YAPC::Asia Tokyo 2015 に行ってきた #yapcasia
yapcasia.org に行ってきました。IT系のイベントに行くのは本当に久しぶりです。
木〜土 3日間通しのイベントですが、私は 8/21(金) だけ参加しました。有休を取って。 YAPC::Asia Tokyo は今年が最後の開催とのことですが、私は初参加でした。
聴いたセッションは次の4つです。
メリークリスマス! - Larry Wall
Perlの父、Larry Wall のセッション。おぉ〜!生Larry!!とか感動しつつ、会場にてお借りしたヘッドセットで同時通訳にて聴く…この同時通訳のクォリティがまた異常に高くてびっくりでした!ありがたいことです。
内容は Perl5 → Perl6 の変化を、トールキン作品の比喩をまじえつつなめらかな語り口で説明するもの。なんかこう、聴いていると、大昔にオライリーの「プログラミングPerl」や「Perlデスクトップリファレンス」などで読んだ Larry の序文そのものの雰囲気で、なぜか懐かしい気持ちになったりしました(同じ人だから当然といえばそうなんですけど)。
指輪物語もホビットの冒険も原作を読んだので、楽しいお話でした。映画も原作も見てない人だとかなり辛かったかも…。「わたしもいつか灰色港へ旅立つ時がきます」という言葉にはグッときましたなあ…。
そうそう、15年間作られ続けた Perl6 が、2015 年クリスマスにとうとうリリースされる!………かもしれない、とのことでした。
世界展開する大規模ウェブサービスのデプロイを支える技術
任天堂ゲーム機むけ Web サービス「Miiverse」のデプロイ手法を、任天堂とはてなのエンジニアの方が解説。ゲーム好きで任天堂スキーな私としては見逃せないセッション。感想としては、意外に地道というか泥臭いんだな〜…というものでしたが、いろいろと次の手法を模索されているようで期待してしまいます。ところで DeNA との協業が本格的になったらどうなるんだろう……
TBD
Rubyの父、まつもとゆきひろ(Matz)さんのセッション(本当にこのタイトル)。LarryとMatzのセッションを1日で両方聴けるなんて、贅沢ですね。
内容は割りとゆるめな感じ(失礼)で、自分で言うから許されるRubyの悪口・に始まって新言語 Streem の話まで、盛りだくさんでした。ジョークも交えつつ笑いの絶えない60分でした。
Conway's Law of Distributed Work
リモートワークのノウハウを共有してくれる話です。リモートワーク、私の身近でもわりと使われだしてることもあり、興味津々でした。
- チャットにbotを入れたりすることで遠隔地と楽しみを共有できる
- スクリーンシェアが有効(操作を教えたりとか…)
- commit メッセージはとても大切、実装の意図を伝えるために
- コードレビュー大事。統計的にもバグを 60% 減らすことができる
- カレンダーの共有ツールは選択肢が少ない。Googleカレンダー、Exchange
- リモートワークを始めるには、全員が強制的に一週間リモートワークを体験してみることが良い
- 定期的にオンサイトで会うことが重要
- 自分の個性をみんなに知ってもらう。仕事以外の話ができるチャットルームを用意するなど
- リモートだと相手が仕事してるかどうかわからないので、知らせる必要あり
- CAP定理 - Wikipedia とリモートワークの共通点について
Perl6 on JVM: It works??
Perl6 は JVM でも動くので実用的かも! というお話。これまで遊ぶことすらままならなかったのが、遊べる段階になった!ということでした。まあ、今年リリースされますし!?期待しましょう。
LT大会
自作プロダクトのデモや同人誌の製作過程など盛りだくさんでした! 皆さんレベル高すぎ。
ほか雑多な感想
- 無限コーヒー美味しかった
- Tシャツカッコ良い
- 会場が広くて快適だった
- WiFiが快適で驚いた
- MBAのバッテリが切れて悲しみに暮れていたが、隣の人が電源を譲ってくれた。ありがとうございました
- Larryのセッションの最後のほうでおトイレに行きたくなって集中できなかった。無念すぎる
まとめ
スタッフの皆さま、素晴らしいイベントをありがとうございました。来週からまた頑張ります。