Mastodon アップグレードメモ 2020年6月
趣味で運用している Mastodon のサーバを 2.8.0 から 3.1.4 に上げたときのメモです。
環境
方針
- リリースノート の Upgrade notes に従ってやっていく
- 一気にあげると崩壊しそうなので、だいたい
db:migrate
が発生する単位ぐらいであげていきました。
ハマったこと
yarn install が停まる
yarn install
が何度かこんなメッセージで停止しました。
Browserslist: caniuse-lite is outdated. Please run next command `yarn upgrade`
色々ググった結果 browserslist の内容を最新にするといいらしいとわかり
npx browserslist@latest --update-db
を実行したら、うまくいきました。
$ npx browserslist@latest --update-db npx: 11個のパッケージを3.759秒でインストールしました。 Current version: 1.0.30000986 New version: 1.0.30001081 Updating caniuse-lite… warning " > react-redux-loading-bar@4.0.8" has incorrect peer dependency "react-redux@^3.0.0 || ^4.0.0 || ^5.0.0". caniuse-lite has been successfully updated
参考
node.js のバージョンアップが必要
v3.1.0rc1 以降は Node.js のバージョン 10 以降が必要になります。自鯖は 8 だったのでアップグレードしました。
CentOS の場合は公式から RPM パッケージを持ってくる必要があります。root でやります。
curl -sL https://rpm.nodesource.com/setup_10.x | bash - yum install -y nodejs
node -v
して v10.21.0 になっていることが確認できました。
参考
- https://qiita.com/robitan/items/a684a81214767c21a560
- https://github.com/nodesource/distributions/blob/master/README.md#rpm
bundle install できなかったバージョンがある
3.0.1 より後のバージョンで、なんかいろいろ bundle install で問題が発生していたのでいくつかスキップしました。おかげで 3.0.1 から一気に 3.1.4 へ。
参考
Redis のバージョンアップが必要
v3.1.3 以降は Redis 4 以降がサポート対象になるとのことで Redis のバージョンもあげました。
yum install epel-release yum install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm yum info redis --enablerepo=remi
これで最新バージョン 6 が入りました。
参考
まとめ
- バージョンアップはこまめにやろう
- 参考サイトの作者さま、ありがとう