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DevLOVE 我々は、現場から学ぶ。 〜パターンマイニングの実践〜 に参加してきました

6月23日に開催された「DevLOVE 我々は、現場から学ぶ。 〜パターンマイニングの実践〜」に参加してきました。

無数の開発プロジェクトがあるように、開発の現場に
眠るノウハウや定石もまた、無数に存在するはずです。
これらの経験が、活かされることなく、プロジェクト完了とともに
埋葬されるに任せるのは、あまりにも甲斐の無い話だと思いませんか。
では、具体的にはどうすれば体験を活かすことが出来るのでしょうか。
ということで、鷲崎さん・羽生田さん・本橋さんによる、「パターンマイニング」実践ワークショップを通じてその方法を学ぼう、というのが本イベントの趣旨でした。
ワークショップは「協調型マイニング」という手法で行われました。以下、個人的なメモです。誤り等ありましたらご指摘下さい。

パターンマイニングって?

  • パターンとは、特定の状況で繰り返しおきる「問題+解決」のこと
  • パターンは名のない質(QWAN)を備えている
  • パターンを知っていれば、同じことで何度も悩まなくてすむ(=これ、前にもあった!)
  • パターンマイニングとは「経験」を抽象化して、パターンを掘り出すこと
  • パターンの効果範囲と効き目はトレードオフ。ある状況に特化しているほどよく効くが、適用できる状況は少なくなる

協調型マイニングとは?

  • 数名一組でパターンマイニングを行う手法
  1. パターンを抽出するドメイン(特定の問題領域)を決める
  2. それぞれの成功体験を付箋に書く
  3. 書いた付箋を貼りながら他の人に説明する。このとき、似ている内容の付箋は近くに貼っていく
    • 初期状況、アプローチ、結果
  4. 似ている付箋どうしからパターンを抽象化できないかみる。できそうなら付箋に書いて貼る
    • 状況、問題、フォース、解決、結果
  5. パターン名をつけてまとめ、全員に発表!

最後の「フォース」というのはスターウォーズ用語で、パターンマイニングの肝となる部分だそうです。説明を聞いたときは正直よくわからなかったのですが、つぎのワークショップで明らかになりました。

協調型マイニングの実践

ここからは5人1組となって、実際にパターンマイニングをやってみました。
講師の鷲崎さんより「お題」がいくつか出され、グループごとにそれを選択します。このお題が前項でいう「ドメイン」となります。ちなみに、私のテーブルでのお題は「転職」でした。他にも「勉強の仕方」「通勤」「読書の仕方」などなど。
あとは前項の手順に従ってみんなでパターンを抽出していきます。

貼られた付箋のようす。みなさんの体験を聴くだけでも、かなり勉強になりますね。
スライド説明のときに謎だった「フォース」ですが、ワークショップでの説明によって「この状況、この問題で、なぜその解決を選んだかの理由」だとわかりました。そしてこのフォースを抽出することで、いっけん似ているパターンもさらにブレイクダウンできることが判明したりするのだそうです。
フォースの抽出によって、パターンが真に使えるものに変わるのだな、と感じました。
最後に、すべてのテーブルで結果発表。パターンの名前付けにも個性が。私たちのグループで導出されたパターンは以下のようなものでした。

  • パターン名:めぐりあい
  • ドメイン:転職
  • 状況:自分の将来が不安
  • 問題:新天地を見つけたい
  • フォース:
    • 社内では情報を得にくい
    • 転職エージェントは堅い
    • 社外ならざっくばらんに聞ける
    • コミュニティのことは知っていた
  • 解決:コミュニティで情報を集め、新天地を紹介してもらう
  • 結果:新天地にめぐりあえた

感想

たいへん面白く、そして有益なワークショップでした。これを職場でやってみたらさぞ刺激的でしょう!欲を言えば、他のテーブルの結果が見られるとよいなと感じました。
講師のみなさん、DevLOVEスタッフのみなさん。ありがとうございました。

ソフトウェアパターン

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